液体から固形へ、容器を持たないという選択
シャンプーやコンディショナーを固形のバーにする。SINHARAJA HERBS JAPANが提案するのは、液体製品を固形化することで使い捨てプラスチック容器そのものを不要にするという発想だ。世界では毎年約1,200億個の化粧品パッケージが生産され、約4億トン以上のプラスチックが使われているとされる。シャンプーボトル1本が分解されるまでには最大で約450年もかかり、実際にリサイクルされるのはごく一部にとどまる。リサイクルだけでは根本的な解決にならないという問題意識が、固形化という選択の裏にある。
悩み別に選べるバーのラインナップ
シャンプーバーは髪の状態に合わせて選べる。ダメージからノーマルの髪に向けたBlack seed Shampoo Bar、乾燥からノーマルの髪向けのShea Butter Shampoo Bar Blue、オイリーな髪向けのBentonite Clay Shampoo Barの3種類がそろい、価格はいずれも¥1,700。仕上げに使うShea Butter Conditioner Bar Blueは¥1,800だ。ブラックシード、シアバター、ベントナイトクレイと、それぞれ役割の異なる素材が名前に表れている。
ソープも2種類ある。Cinnamon and Lemon Soapは¥1,500、Neem And Turmeric Soapは¥1,800。シナモンとレモン、ニームとターメリックという組み合わせに、スリランカの素材使いが感じられる。オンラインストアと一部取扱店で購入でき、決済はApple PayやPayPal、Shop Payなど幅広く対応している。
予防を軸にした環境への向き合い方
SINHARAJA HERBS JAPANの考え方は、循環型経済に基づく「予防」を重視するアプローチだ。ゴミを出してから処理するのではなく、そもそも容器を生まない設計にする。パッケージには生分解性素材のみを使用し、環境への負荷をできる限り抑える工夫を重ねている。個人的には、固形バーが単なる時短やミニマル志向ではなく、廃棄を出さないための構造として設計されている点が取材していて腑に落ちた。廃棄は最小限に抑え、最高の天然成分を使うという姿勢が、製品の形そのものに表れている。



